2017年06月05日

時を超え 江戸の町へ 旅をする

特別展の『没後150年 坂本龍馬』を観に、初めて江戸東京博物館に行ってまいりました。


「この龍馬、ノンフィクション。」だそうです。(特別展のチラシより)

坂本龍馬にまつわるもののみならず、幕末のものも多く興味深く拝見しました。

約150年もの時を超えてここに存在することに不思議な感覚…凄いことです。
龍馬暗殺時に部屋にあった掛け軸、通称「血染掛軸」はその名の通り血が飛んでおり衝撃でした。
また、幕末の京都で起きたパークス事件の襲撃犯の林田貞堅と、護衛に当たっており応戦した元薩摩藩士の中井弘の両氏の刃こぼれした刀は強烈。
そして、多数の瓦版や絵巻物にとても心惹かれました。
繊細なものや数色使ったものもありましたが、特にな筆の墨のみで描かれたものが味があり臨場感があり様子が伝わり、これほどまでに表現できる腕に感嘆しました。
名だたる画家の作品よりも素晴らしいのではないかとすら思ってしまいました。

その後、常設展にも足を運びました。

長さは半分ですが、実物大を復元した日本橋!
この倍の長さを建築できる当時の優れた技術に驚かされます。
さぁ、これを渡り江戸の町へタイムスリップ!

左下にある日本橋を越えた先に広がる町並みのジオラマ模型。
実寸の30分の1だったかしら、これがとても素晴らしく面白い!
双眼鏡も用意されております。

私は確認できませんでしたが、服のしわなどの細部までこだわって作られているそうです。
隣には「寛永の大名屋敷」松平忠昌の上屋敷のジオラマ模型もあり、その敷地が写真の「寛永の町人地」とほぼ同面積であったというから驚きです。
大名屋敷は私が想像していたより遥かに広かったです。
果たして屋敷全体を、また細部まで把握できていたのでしょうか。私なら絶対迷子です。
町人は4.5畳ほどで暮らしているというのに。
あの「松の廊下」や、江戸城の全体のジオラマもあり見応えがありました。

芝居小屋「中村座」の原寸大の復元模型。
日本橋の上から撮影。
もちろん当時の位置関係とは異なります、念の為(笑)


実寸大の籠に乗れたり、火消しの纏や千両箱や魚屋さんの籠を持って実重量を体感できたり、他にも江戸時代を知り、感じることができる展示ばかりで思いの外楽しませて頂きました。
次の特別展は「戦国!井伊直虎から 直政へ」
珍しく大河ドラマを観ているので、この特別展も楽しみです。
本当は近くの葛飾北斎美術館にも行こうと思いましたが、やはり博物館や美術館鑑賞は思っているより時間を要し、そして何より疲れます。
北斎さんはまた改めて。

先日の大相撲観戦に続き、両国は興味深い施設が満載です。

両国駅の隣りの江戸NORENにてほうじ茶ソフトクリームで疲れを癒しました。
甘過ぎず「美味でございま~す!」


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この記事へのコメント

1. Posted by hayanosuke   2017年06月09日 15:08
私も血染めの屏風と刃の欠けた刀が印象的でした。今まで本でしか知らなかった歴史を実感しましたね。
2. Posted by ゆん   2017年06月10日 12:00
☆hayanosukeさん

その時代の空気に触れられたような感覚で、正に歴史を実感でしたね!
貴重な空間でした。

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